2013年、女子プロゴルフの賞金女王にまでのぼりつめた森田理香子選手がイップスのために今やシード権まで無くし非常に苦しい戦いを強いられています。なぜここまで調子をくずしたのでしょうか?こらからイップスになってしまった原因について調べてみることにしました。
また、イップスを克服してがんばろうとしている森田理香子選手を応援するために、2017年至近のスケジュールも確認したい思います。
イップスの原因はこれだった!
2009年にレギュラーツアーに本格参戦することになった森田理香子選手。その年の国内賞金ランクでいきなり27位となりシード権を獲得するなど、その頭角をあらわしました。その後も順調に成績も伸ばしていき、2013年に横峯さくら選手と熾烈な争いの結果、賞金女王の座を獲得しました。
しかし、その翌年から調子が全然上がらず2014年は1勝しか出来ませんでした。2015年に至っては、一度も優勝することが出来ずシード権は獲得したものの不振の状態が続きました。2016年はプロギア(横浜ゴム)と用具使用契約を結んで再起をかけましたがシード権まで失う結果となってしまいました。
その不調の原因は何なんでしょう?森田理香子選手にはわかっていました。その原因は、“アプローチイップス”です。イップスとは外部からのプレッシャーや完璧を求めようとする自分自身のプレッシャーが筋肉や神経さらに脳にまで影響を及ぼし、普通に出来ていたことが急にできなくなってしまう症状のことです。
森田理香子選手は、2013年12月に行われたツアー外競技の3ツアーズに出場し、そこで起こったアプローチのミスからアプローチイップスに陥ってしまったのです。その後からずっとこのイップスに悩まされていたようです。
そしてイップスであることは恥ずかしい事と思い、その事実を必死に隠そうとしていました。ところがその後のシーズンオフに、名前は公表されていませんがプロ野球選手と一緒にグアムでトレーニングを行った際に「イップスでしょ?!」とストレートに指摘されたことにより、森田理香子選手も気持ちが少し楽になり考え方も変わっていったようです。
ありのままの自分を受け入れるようにしていくことで精神的にもかなり楽になり、更に目標を低く設定して今の自分の実力を受け入れるようになったことで徐々にではありますが、回復の方向に進んでいるみたいです。
イップスは、どこかが痛いから薬を飲んで治すようなものではありませんので、焦らず前向きにこれからのプロゴルフ人生をおくっていって欲しいですね。
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2017年至近のスケジュールをみて応援に行こう!
2010年から7年間まもってきたシード権を失った森田理香子選手。大会ホステスプロとして2度目となるヨコハマタイヤPRGRレディスが彼女の今年の初戦です。昨年オフに宮崎県で合宿を行い体重が7kgも増量しパワーアップしました。
今期、森田理香子選手が出場した試合のスケジュールはステップアップツアーも含め16試合です。その内、7試合は予選落ちで最高順位はステップアップツアーの「九州みらい建設グループレディースゴルフトーナメント」です。
森田理香子選手の至近のスケジュールは2017年9月7日〜9月10日の日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯、そのあと2017年9月28日〜10月1日の日本女子オープンゴルフ選手権競技に出場予定です。今後も結果がなかなか出ない中で苦しい試合が続くと思いますが優勝をめざして再びシード権が取れるようにがんばってほしいです。
まとめ
- 森田理香子選手のイップスの原因は、アプローチのミスからおこったものだった。プロ野球選手と合宿した時に、その野球選手にイップスをストレートに指摘され気持ちが楽になり現在、回復に向けて頑張っている。
- 森田理香子選手の2017年至近のスケジュールは、017年9月7日〜9月10日の日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯と2017年9月28日〜10月1日の日本女子オープンゴルフ選手権競技に出場予定です。
ゴルフだけに限らずいろんなスポーツにイップスはあります。イップスは痛みの原因を治すようにすぐには良くなりません。何度も言いますが、焦らず徐々に賞金女王になったあのころの森田理香子選手に戻ってほしいものです。そのためにこれからも暖かく見守っていきたいと思います。